ピアスのできるまで② じっくり悩む

カフスボタンからピアスを作るのにあたってポストのことでは2つ迷いました。

1.ポストの素材はサージカルステンレスが理想だけど、金色のピアスもステンレス素材のポストを使うか
  見た目の完成度を上げるなら色は統一したほうがきれい
  さらにイヤリンクスの本体の素材はほとんどが金属です
  ですので、残念ながらポストをステンレスにしてもアレルギーを完全に防げるピアスではありません

  ・・・とはいえ、私はピアスホールの中だけが腫れることが多いので、少しでもリスクが減らせるなら、、、ということで本体の金属の色に関わらず、サージカルステンレスのポストを採用することにしました
  色の違いはピアスを着用しているときはわからなくなりますし
 
2.接着はレジンにするか、溶接を外注するか
どこまで自分のハンドメイドにするか、というところにも関わってくるので迷いました
  先述の通り本体の素材は金属のものがほとんどで、厚みのあるものも多いので重さがあります
  
  結果、強度の高い溶接を外注し、材質的に溶接できない素材のピアスだけレジンを使用することにしました
 

いよいよポストの接着位置を決めますが
これが楽しく悩ましい行程なのです

カフスボタンは鏡映対称なデザインてわりと少ないです
そのため、ピアスにしたときにどういう向きにするかが、毎回悩ましい。。。

こちらの象嵌細工のコ。上のモチーフはお花なので、お花を下向きにするとどうかな。。。とも思いましたが
上下逆にしたほうが着用したときによさそうなので右の写真のようにポストを接着することにしました

ただこれは、裏面の状態で左の写真の向きでピアスにすることもあります

刻印をポストで隠したくないとか
もともとあったカフスボタンのポストの位置などの理由でピアスのポストがつけにくいとか

こちらのアールデコなコは、まず辺と角のどちらにポストを設置するかから迷う
今回は角にポストを置くことにしました

でも次は放射線の消失点を上にするか下にするかで迷う
上にすると耳から光が放たれてるような感じ
下にすると耳に光が当てられている感じ

今回は消失点を下にする、右の写真の形で着用するピアスにしました

台形のコは上辺をどっちにするか迷ったので、グーグルのイメージ検索で台形のピアスも見ながら検討
どっちのピアスも市場には出てるみたい

迷って、自分の耳に当ててよりしっくりした右の写真のほうで決定

こうして位置を決めたらマーカーで印をして、ピアスのポストと一緒に溶接工の方へ持っていきます。
出来上がりの連絡が来るまでじーっと待ちます!

完成したカフリンクスはインスタグラムに投稿していっています。

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