ご縁あってうちに来てくれたカフスボタンたち
まずは家でコーヒーでも飲みながら一点ずつ眺めます
大量生産されていたカフスボタンでも
40年、50年前のものはアンティーク/ビンテージマーケットで同じものを見かけることは少ないです
だから、見つけられたことにまずは感謝
銀製品では銀の純度を表す数字のほか
何かしら刻印がついていることもあるのでインターネットで意味を探したりもします
答えが見つけられたときの、誰かに言うほどでもない、小さな幸せ
一通り鑑賞したら作業にとりかかります
コロナのご時世なのでアルコール消毒してから、食器洗いの洗剤でも洗浄
しつこい汚れはアルミホイルを敷いたボウルにお湯をはり、重曹を溶かした中につけてから歯ブラシで磨きます
汚れが落ちたらカフスボタンのポストをはずす作業です
2つのチャームがチェーンでつながっているタイプのものはチェーンを切断するだけでおしまい
20世紀初頭のものはチェーンタイプが多いように思います
ここ40年、50年のものはポストがついているものが多いので
糸鋸を使って切断します
最初にカフスボタンの裏にテープを貼って保護
机の端っこに小さなクランプをくっつけてカフスボタンを設置
金属の粉があちこちに飛ぶので床には新聞を敷いておきます
銀でも925などはやわらかくあまり力を入れないで切れるのですが
なにかわからない合金はなかなか切れない。。。
糸鋸の使い方がわかっていないのかもしれないのですが汗かきながらの作業です
カフスボタンのポストがはずれたら、切断面をやすりで滑らかにする作業
映画を見たり音楽を流しながらのんびりと
金属の種類によりますが、表面がなめらかになるまではこれも気長にしていきます
力作業はここまで
この先はデザインにかかわる作業に入ります
完成したカフリンクスはインスタグラムに投稿しています。