20世紀のカフスボタンでピアスを作る理由

Morocco (film) 1930. Josef von Sternberg, director. Marlene Dietrich with top hat. Paramount Pictures. Source http://www.listal.com/viewimage/9951729 Author Paramount Pictures, Josef von Sternberg Public Domain via Wikimedia Commons

Earlinksは、20世紀のカフスボタンをピアスに作り替えています。

イヤリング(英語ではピアスもイヤリングも両方earringsといいます)と、
カフリンクス(英語でcufflinksといいます)
をくっつけて「イヤリンクス」という名前をつけました。

最初はアンティークショップで「あのピアスいいな」と近づくとカフスボタンだったことが多かったのがきっかけでした。

ピアスにはあまり見かけないデザインだったので
「自分でピアスに作り替えてみるか」と思いついたのが最初です。

カフスボタンに惹かれた理由はそのデザイン性の高さ。

カフスボタンて、スーツのときにつけることが多いですよね。
スーツだと特に男性は今も思いっきり自分を出すのは難しい。
デザインとか素材とか色とか、制限があります。

そんな中、カフスボタンは自分を出せる数少ないアイテムの一つだと思うのです。
趣味がわかるようなモチーフだったり、ちょっと面白いデザインだったりすると雑談のきっかけにも。

カフスボタンはでしゃばらないけれど自己主張能力が高いのです✨

カフスボタンは大きいものでも直径2cm程度。
しかもジャケットの下とか、腕を上げたときにチラっとしか見えない。
さらに普段は目線よりずっと下にあるし。

だから小さいけれども目に留まるようにできていると思うのです。

特に20世紀のものは職人さんの技がつまっていたり、母貝でも厚みのあって深い光沢のものを使っていたり。
地金を使っているだけなのに、表面の削りが特殊でキラキラと光ったり。

さらに、年齢も性別も問わず、いろんな人がつけられるデザインなのです✨

21世紀、普段着のときは「男性は、女性は、こうあるべき」みたいな性差は減ってきていると思います。
それでも「女性っぽい」とか「男性ぽい」とか、「若い」「大人っぽい(老けているも・・・)」みたいなイメージは残っている。

そんな中、カフスボタンはわりと性差の少ないデザインが多いのです。
誰でも着こなせちゃいます。

そのカフスボタンを顔の横に持ってきても、きっといい仕事をしてくれる。
そう思って集め始めました。

つくったカフリンクスはインスタグラムに投稿しています。

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