初の通関。ビンテージカフスボタンでつくったピアスを持ち帰ってきました

日本で業務があり、一時帰国しました。
今回の一時帰国のハイライトは通関での申告でした💪

イギリスに来てからビンテージやアンティークのカフスボタンをピアスに作り替えをしてきて
いつかはオンラインなどで販売をできれば。。。と思って計画を温め始めています。

オンラインショップは本帰国になってから始めようと思うので準備はまだ始まっていないのですが
それがいつであれ、いずれは全部のカフスボタンをイギリスから日本へ持ち込まないといけません。
通関手続き、ややこしそうだな。。。と先延ばしにしていましたが
一時帰国の機会がきたので、作り終えているモノは持って帰ろうと
やっと重い腰を上げました。

結論から言うと、そんなに難しくなかったです。
2回目からは、ぱぱっとできるレベル。

通関は「自分が携行して持ち帰る場合、30万円以下であれば『簡易手続』というシンプルな手続きで通関できる」ということがわかり
一時帰国の際に、簡単な手続きの条件範囲内で少しずつ持って帰ることにしました。

以下に、記録として必要書類や、かかった税金について覚えている限りで書き出しました。
金額も手順も、持ち込む品物・金額・持ち込む方法によって変わるそうですし
私の記憶漏れや思い違いもあるかもしれません。
ですから同じように初めて商業品の通関をしようと考えていらっしゃる方がこれを読んでくださっていても
まったくの素人で初心者が覚書程度に書いたものということをご承知おきいただき
あくまでざっくりとした参考程度にされてください。

書類の準備や手順にあたっては一般財団法人対日貿易投資交流促進協会さん(ミプロ)に相談をさせていただきました。
メールで教えていただきたいことを問い合わせると、本当に丁寧に親切にいろいろと教えてくださり感謝です。
しかもこれが無料相談なのです。

さて。まずは必要書類を準備。
①ダウンロードができる携帯品別送品申告書(税関様式C第5360号)→飛行機の中でももらえる細長い書類です。
②輸出・輸入託送品申告書(税関様式C第5340号)→こちらは同じものを2枚作成。記入する内容はとてもシンプル。
③商品を購入した時の領収書の束
④商品の一覧→小さいものがたくさんなのでリストを作りました。領収書に出ている内容(購入日、品物、数、金額)。さらにカフスボタンは材質によって関税額が変わるそうなので、分かるものに関しては「銀925」などと記入

①と②には商品の合計金額を現地通貨で記入します。
着陸時、空港で書類を提出すると、税関は公示レートを使って日本円の合計を算出します。2週間前の為替の平均だそうです。

日本に到着して入国審査を通過し、預けた荷物をピックアップしたら税関カウンターで書類一式を提出します。
職員の方が書類を確認されて、商品の重さをはかります。
合計金額や重さを元に支払う税金の額が算出され、支払い用紙を渡されます。

支払う金額は以下の3種類の合計です。
①商品の金額にかかる関税→簡易税率だとお酒以外の商品は商品価格の15%
②輸送料(重量で金額が算定。荷物で持ち込んだのですがチャージされます)
③消費税と地方税(①と②の合計金額に約10%)


すぐ横の銀行カウンターで支払いを済ませ、関税のカウンターに戻ると書類にハンコが押され、終了です。

ちなみに簡易手続きを選ばず、一般手続きにすると関税が安くなることもあるそう。

「まあなんとかなるだろう」という思いで準備をしましたが、難しいこともなく
税関の職員さんも親切で簡単に終わりました。

正直、手続きの準備をしている間も売れるかもわからないのに、、、という気持ちは大いにありましたが
関税は帰国時に空港で払わないといけないのでいたしかたなく。
関税も払ったのだからあとにはひけないです。
いつかは必ずオンラインショップもしようと決意も固まりました。

今、無事に通関したピアスたちは実家にて待機中です。

アンティークやビンテージのカフスボタンをピアスに作り替えています。
出来上がったピアスは「イヤリンクス」と呼んで、インスタグラムに投稿しています。


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